認知症にも関係ある内臓(肝臓)
- 佐々木 茂
- 2024年4月12日
- 読了時間: 2分
食事をすると脂肪は小腸で吸収されますが、肝臓が主 成分を作った「胆汁」が消化・吸収をサポートします。
肝臓が悪くなると胆汁が不足して脂肪の吸収ができず、 胃もたれを感じたり、下痢をしやすくなったりするのです。
とくに疲れていたり、お酒を飲んだときなどは肝臓の機能 も低下しているので、脂質の多い食事をとれば不調も生 じやすくなる。
ただ、肝臓の調子がよければ、脂肪を多く摂ったときでも 胆汁が胃の消化酵素の分泌を抑えてくれ、胃は通常通りの働きができます。
こってりしたものが食べたいときは、 体調を整えてから食べる。
胃もたれや膨満感の症状は、肝臓に大きく関係しています。
肝臓は胃や腸と門脈という太い血管でつながっています。
消化管で吸収されたいろいろな栄養素は、この門脈を通っ て運ばれてきます。肝臓では栄養素を体が利用しやすい物 質に作り替えたり、栄養素の貯蔵や供給をしています。
このように肝臓と胃や腸は密接に関わっています。
肝臓を休ませて、 もたれない胃に! よく胃もたれをする人は、まず肝臓を休ませることを心が けましょう。
調子が悪いと思ったときは、まず食生活の見直しを。
たとえば、脂質の多い食事や飲酒を控えたり、夜は食事の量 を摂りすぎないよう心掛けてください 肝臓の再生は睡眠中に行われると言います。
肝臓は生体リズムを整える『体内時計』の影響を受けて いるので、なるべく夜10時には就寝を。
質のいい睡眠をとることもポイントになります。

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