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春から夏へ

  • 執筆者の写真: 佐々木 茂
    佐々木 茂
  • 4 時間前
  • 読了時間: 4分

桜の季節が過ぎ、早、行く春を惜しむ頃となりました。

それでも、五月は新緑の中に赤く咲くつつじが美しく、 また風薫る季節です。

変化し続ける自然の今の姿を 愉しまれながら、皆様のゴールデンウイーク がゆったりした時間になることを願います。


●自分自身にとって「健康である」ということは、「10 年後」とかの年数よりも、 「悔いない人生」を送り最期を迎えるために必須のものだ、と思ったからに他なりませ ん。


人生 100 年時代を迎えたといいますが、心身共に健康で過ごす日々をどこまで伸ばせ るか?!問題はその人生の質(QOL)にあるということに思い至ります。


しかし健康上の問題さえなければ、悔いない人生と言えるかというとNOです。

名著より悔いない人生を送るヒントを探してみたいと思います。


●もっと人に優しくしておくべきだった・・人を見て病気を診ず・木村謙介著より アメリカで、末期癌の人に行ったアンケートによると、 「人生で最も心残りだと思うことは何か?」の問いに対して、一番多かっ たのが、「もっと人に優しくしておくべきだった」であったという。


健康に生きるためにも、人生に後悔を残さないためにも、「怒りの炎」を、 「限りない優しさ」で吹き消して、爽やかに生きていきたいものです。


●命よりも大切なものがある・・「明日この世を去るとしても、今日の花に 水をあげなさい」・・樋野興夫著より「命より大切なものはない。 命が一番大事」とは考えないほうがいい。


命が尊いことは確かですが、「自分の命よりも大切なものがある」と思った ほうが、私たちは幸せな人生を送ることができるようです。

「命が何よりも大切」と考えてしまうと、死はネガティブなもの(命の敵)になり、ある ときを境に死におびえて生きることになります。


命よりも大切なものを見つけるために、自分以外のもの、内から外に関心を向けてくださ い。あなたに与えられた人生の役割や使命が見えてくるでしょう。


そうして見つけた役割や使命を人生最後の瞬間までまっとうする。

つまり、明日この世を 去るとしても、今日の花に水をあげるのです。


「私たちには一人ひとりに与えられた役割や使命があります。 たとえばそれは、家族に優しくすることかもしれません。 周囲の人を楽しませたり、元気にしたりすることかもしれません。 自分よりも困っている人を助けることかもしれません。あるいはもっと大きなこと、世界 を変えるような重大な使命を成し遂げることかもしれません。


それは人それぞれです。人生の役割や使命は自らが見つけ出すもので、私にできるのはそ のヒントとなる言葉を贈ることぐらいです。」


●人生は最後の5年間で決まる! 締め括りも樋野先生の言葉です。

今までどんな生き方をしてきたかはどうでもいい。常に人 生最後の5年間であるかのように全力で生きる。 ・・・いい人生だったか、悪い人生だったかは、最後の5年間で決まります。 がんを患い、再発と転移を繰り返して余命宣告を受けている人も5年間、元気に働いてい る人も5年間、「明日、死んでもいい」と覚悟を持って一日一日を過ごすこと。


●がんが消えていく生き方・・船戸崇史著より 悩み苦しみましたが、私はがんに教えられたのです。私は今まで、未来 ばかりを見て今を疎かにしていた。

明日ではなく今日を、未来ではなく今 を生きよ、と。


今この瞬間を楽しむ。それさえ常に意識していれば、すべ ての人に訪れる死の瞬間さえ後悔なく充実させることができるのではない か。そう考えるようになっていきました。


・・・自分の生き方の間違いに 気がつき、治療後に命懸けで生き方を転換された人は再発しにくい。逆に 「さっと治して早々に現場復帰したい」と考えている人は再発しやすい。 私は多くの患者さんを診てきて、そのことに気がつきました。


つまり、がんの言い分にしっかり耳を傾ける人は、がんを遠ざける。 逆にがんの言い分を聴かずに、生き方を変えられない人は、がんを呼び込む。・・・


●漢方薬について 一本の川があります。真ん中に、川の流れを邪魔するような岩があります。

この岩ががんだとします。西洋医学の考えは「この岩を取り除こう」です。


ハンマーやドリルを使って粉々に砕くわけです。

東洋医学の考え方は「川の流れ自体を強 くしよう」です。

水量を増せば岩は削られて小さくなっていく、ついには流れていくとい うことです。


これが、漢方のがん治療についての私の理解です。

西洋医学の薬の中に、免疫力を上げる薬というのはありません。


漢方薬には免疫力を高める効果を持つものがあります。 何より副作用が少ないのがいいところです。漢方薬で目指すもの。 それはがんを消すというより、がんを予防し、進行を遅らせ、そしてすべての人間にいず れ訪れる死を、安楽なものにするために有効なものだと理解しています。

真田塾より



 
 
 

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