●冬の食養生のポイント
- 佐々木 茂
- 2023年12月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年12月15日
体を温めるものを積極的に取ると同時に、冷えにより 低下しやすい「腎」の機能を補う食材を取ります。
「腎」には生命力を指す「気」と、生命活動を支える 「精」という生命活動を維持するのに特に大切なもの があるとされています。
「気」が不足する「気虚」の 状態になると、息切れ・食欲 不振・体力低下・疲れやすく 風邪をひきやすい、といった 不調が現れるほか、春先に 飛んで来る花粉にも反応しやすくなります。
1年間を元気に過ごすためにも、栄養をしっかりと取り 「腎」を補い、「気」と「精」を蓄えておくことが大 切です。
●2おすすめ食材 海老は体を温める作用が ある食材です。
海老は寒い 時期や冷えのある人に向いています。 海老は「腎」の「気」や「精」を補う作用があるため 男女ともに性機能が低下している人、高齢者の骨粗 鬆症予防・認知症の予防、成長期の子どもに勧めら れます。
脳みそが食べられる有頭海老や、脳みそや 殻ごと食べられる小えびは「腎」を補う作用が強いと いわれています。
海老に含まれるアスタキサンチン に、強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化 を抑えて、血管壁を保護し、視力低下を防ぐ作用な どがあると報告されています。
身にはコレステロールを抑えるタウリンも豊富です。

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