前頭側頭型認知症とは
- 佐々木 茂
- 2024年11月4日
- 読了時間: 2分
前頭葉や側頭葉がダメージを受けることで起こる認知症の一つです。
このタイプの認知症の主な症状や進行の仕方は以下の通りです。
1. **初期症状**:
- 社会的なルールやマナーを守れなくなる
- 感情のコントロールが難しくなり、急に怒ったりすることがある
- 言葉が出にくくなったり、言葉の意味を理解しにくくなる
*中期症状**:
- **行動の変化**: 社会的なルールを無視した行動が増え、周囲とのトラブルが起こりやすくなります。
- **言語の問題**: 言葉がさらに出にくくなり、会話が困難になることがあります。
- **感情の平坦化**: 感情表現が乏しくなり、周囲の出来事に対して無関心になることがあります。
- **判断力の低下**: 日常生活の中での判断や計画が難しくなり、サポートが必要になることが増えます。
**末期症状**:
- **身体機能の低下**: 歩行や食事などの基本的な動作が困難になり、介助が必要になります。
- **言語能力の喪失**: 言葉をほとんど話せなくなり、コミュニケーションが非常に難しくなります。
- **完全な無関心**: 周囲の人や出来事に対して全く関心を示さなくなることがあります。
- **健康状態の悪化**: 栄養状態や感染症などの健康問題が増え、医療的なケアが必要になります。
前頭側頭型認知症は、進行が比較的早いことが多いですが、適切なケアやサポートを受けることで、生活の質を少しでも維持することが大切です。
2. **進行の仕方**:
- 症状が進むと、日常生活における判断力や計画性が低下する
- 記憶力の低下よりも、行動や性格の変化が目立つ
- 他人への共感や感情移入が難しくなり、無関心になることがあります。
前頭側頭型認知症は、他の認知症と比べて比較的若い年齢で発症することが多いです。
症状が進行すると、日常生活に支障をきたすことが増えてきますが、早期に気づいて適切な対応をすることで、生活の質を維持することが可能です。

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